Stable Diffusionで広告素材を量産する

ツール紹介

Stable Diffusionとは、テキストを入力するだけで画像を自動生成できる、無料かつローカル環境でも動かせるオープンソースの画像生成AIです。広告バナーや商品画像、SNS投稿用のビジュアルを、外注やストックフォトに頼らず社内で作れる点が、いま中小企業のマーケティング担当者から注目されています。

「画像生成AIって聞いたことはあるけど、なんだか難しそう」——そう思っている方、実は私も最初はそうでした。でも触ってみると、これが拍子抜けするくらい簡単なんです。今日は、Stable Diffusionを広告素材づくりに使うための具体的な方法と、知っておくべきライセンスの話をまとめます。

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Stable Diffusionとは?広告素材づくりに向く理由

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結論から言うと、Stable Diffusionが広告素材に向いている理由は2つです。無料で使えることと、社外にデータを出さずに済むことです。Midjourneyやチャット型のAI画像生成サービスと違い、ローカル環境で完結させられるので、未公開の新商品画像などを扱う際のセキュリティ面でも安心感があります。

2024年にStability AIが導入した「Community License」では、個人および年間売上100万ドル(約1億5,000万円)未満の法人であれば無償で商用利用できます(Stability AI公式ライセンスページ、2026年6月参照)。ここでの「売上」は画像生成に関する売上ではなく、会社全体の年商で判断される点に注意してください。さらに派生モデルの「Flux.1 schnell」はApache 2.0ライセンスのため、売上規模に関係なく完全に商用フリーで使えます。中小企業にとってはかなり嬉しい条件です。

現場太郎

うちみたいな小さい会社でも、本当にタダで広告画像作っていいんですか?なんか裏がありそうで怖いんですけど…

よしなか

それがな、ほんまにタダでええねん。年商1億5000万円くらいまでの会社は無料で商用利用OKってStability AIがはっきり公表してるからな。心配な人はFlux.1 schnellいうモデル使ったら、売上関係なしに完全フリーやから、それ使うのが一番安心やで。

広告素材はどう作る?ComfyUIで内製化する3ステップ

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実際に手を動かす部分を説明します。2026年2月にDesktop版が正式リリースされたComfyUIは、Apple SiliconやAMD GPUにも対応し、画像・動画まで一つの画面で扱える定番ツールになっています(ComfyUI公式サイト)。ノードをつないでいく画面は一見エンジニア向けに見えますが、テンプレートのワークフローを読み込むだけなら誰でもできます。

  1. ComfyUI DesktopをインストールしてFlux.1 schnellのモデルを読み込む
  2. プロンプトで指示を出す。例えば「20代女性、自然光、スキンケア、明るい雰囲気」のように、被写体・光・雰囲気を具体的に書くと狙った画像に近づきます
  3. プロンプトの単語を変えながら複数パターンを量産し、社内で反応の良いものを選ぶ

私自身も、このブログのサムネイル画像を作るときに生成AIを使っています。以前は画像素材を探すだけで30分近くかかっていたのが、プロンプトを打ち込んで数十秒待つだけで候補が何パターンも出てくる。これはもう、探す作業自体が要らなくなる感覚です。

公開されている事例を見ても、この手法は着実に広がっています。AI活用事例メディアのAI Friends(2026年)によると、伊藤園は「お~いお茶 カテキン緑茶」のプロモーションでStable DiffusionによるAIタレントをCM映像に起用し、撮影日数を従来の半分以下に短縮したと紹介されています。また不動産情報サイトのLIFULLは、SNS広告バナーとして1万種類の生成画像を制作に活用した事例が報じられています(japan-ai.co.jp、2026年)。どちらも「大量のバリエーションを人手をかけずに試す」という、Stable Diffusionが最も得意とする使い方です。

商用利用で失敗しないためのライセンス確認ポイント

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Stable Diffusion本体は商用利用が可能ですが、追加で導入するモデルやLoRAには商用利用不可のものも混ざっています。ここを確認せずに使うと、後から法務トラブルに発展するリスクがあります。主要な選択肢を整理すると次の通りです。

モデル

ライセンス

法人での商用利用

SD3.5 Large

Community License

年商1億円未満は無料/超えるとEnterprise契約

Flux.1 schnell

Apache 2.0

売上規模を問わず完全商用フリー

Flux.1 dev

flux-1-dev License

非商用専用(API経由は別途確認)

SD1.5/SDXL

CreativeML RAIL-M

禁止用途を除き商用OK

特にCivitaiなどで配布されている人気モデルの中には、商用利用が制限されているものもあります。導入前に配布ページのライセンス表記を必ず確認する習慣をつけてください。

現場太郎

え、モデルごとにライセンス違うんですか…全部確認するの、正直めんどくさそうです。

よしなか

分かるわその気持ち。せやけど最初にチェックリスト作っとくだけで、あとはずっと安心して使えるようになるんよ。ライセンス確認とか社内ルールの作り方まで、うちの<a href="/curriculum">研修</a>でも一緒に整理してるから、不安な人はそこで聞いてくれたらええで。

広告素材づくりは、これまで「時間がかかる面倒な作業」の代表格でした。撮影の手配、デザイナーへの発注、修正依頼のやりとり。こうした工程をAIに任せられるようになった今、私たちが向き合うべきは「何を作るか」を考える、もっと創造的な仕事です。面倒な作業を手放した先にこそ、あなたの会社が本当に得意なことが見えてくるはずです。あなたの会社にとって、人にしかできない「得意なこと」は何でしょうか。

まとめ

Stable Diffusionは、無料かつローカルで動かせる唯一の高機能画像生成AIとして、広告素材の内製化を現実的な選択肢に変えています。ComfyUIで手を動かしてみれば、思っているより簡単だと分かるはずです。まずはFlux.1 schnellのような完全商用フリーのモデルから、小さく試してみてください。ライセンス確認や社内ルールの整備を含めて自動化を社内で進めたい方は、つむぎや株式会社にご相談ください。

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