NotebookLMで社内資料を即戦力に
「ChatGPTで十分じゃないの?」という声もよく聞きます。でも、社内資料を活かすという点では、NotebookLMには決定的な強みがあります。今日はその話をします。
議事録やマニュアルをAIに読ませるって、ChatGPTでもできるんじゃないですか?わざわざNotebookLMを使う意味がよくわからなくて…。
ええ質問やなあ。ChatGPTは何でも答える代わりに、たまにそれっぽいウソをつくんよ。NotebookLMはアップした社内資料だけ見て、引用元まで出してくれるねん。社内文書を扱うならこっちが断然安心やで。
でも、うちみたいに資料がバラバラでPDFもWordも混ざってる会社だと、整えるのが大変そうで手が出せなくて…。
それがな、PDFもWordもパワポも音声もそのまま放り込めるんよ。きれいに揃えてから、なんて考えんでええ。今ある議事録1枚を投げてみ。「アクションアイテムを表にして」言うだけで一発やから。
情報漏洩も心配なんですけど、それでも使って大丈夫なんでしょうか?
機密のやつはGoogle Workspaceの企業向けアカウントで使えば学習にも使われへんから大丈夫やで。無料版で議事録1枚から試してみ。やってみたら「なんやこんな簡単やったんか」ってなるはずやねん。
ChatGPTではなくNotebookLMを選ぶ理由
ChatGPTやGeminiが「あらゆる質問に答える汎用AI」だとすれば、NotebookLMは「あなたがアップロードした資料だけを参照して答えてくれる専用アシスタント」です。この違いが、業務活用においては決定的に重要です。
具体的に言います。ChatGPTに「ウチの就業規則の育児休暇は何日?」と聞いても、一般論が返ってきます。でもNotebookLMに就業規則PDFをアップすれば、「御社の就業規則第○条には…」と引用付きで正確に答えてくれます。これを「ソースグラウンデッド」と言います。アップした資料の外からは情報を引っ張らない設計なので、「もっともらしいウソ(ハルシネーション)」が極めて起きにくいんです。
私はこれが、社内資料の活用において本当に大事なポイントだと思っています。機密性の高い情報を扱うとき、「どこから引用したのか」が明確でないと怖くて使えません。NotebookLMなら回答に引用元が必ず明示されるので、「この情報はどの資料のどこに書いてあるか」がすぐにわかります。また、Google Workspaceの企業向けプランを使っている場合、入力したデータがAIの学習に使われることはありません。セキュリティの面でも安心して導入できます。
対応ファイル形式の幅広さが魅力
PDF・Word・PowerPoint・Googleドキュメント・スプレッドシート・音声ファイル・YouTube動画・WebページのURLなど、ほぼあらゆる形式に対応しています。「あの資料、フォーマットが違うから入れられない」という壁がほとんどありません。議事録でも提案書でもマニュアルでも、手元にあるものをそのまま放り込める。これは正直、すごいと思います。
今日からできる社内活用3パターン
いずれもプロンプト1つから始められます。
①議事録のアクションアイテムを自動抽出
毎週の会議議事録をNotebookLMに蓄積して、以下のプロンプトを入れるだけです。
「以下の議事録から、アクションアイテムをすべて抽出してください。形式:【担当者名】【タスク内容】【期限】の3列の表にまとめてください。担当者が不明な場合は「要確認」と記載してください。」
「議事録整理の時間」をほぼゼロにすることで、本来やりたい仕事に集中できるようになります。
②社内マニュアルを自然言語で検索
「就業規則の育児休暇の取得条件ってどこだっけ?」「この機械のメンテ手順は?」という質問を、自然な日本語でそのまま入力できます。該当箇所を引用しながら答えてくれるので、何十ページものPDFを探し回る必要がなくなります。
試しにこのプロンプトを使ってみてください。「就業規則から、育児休暇の取得条件・申請期限・取得可能期間を箇条書きで教えてください。該当ページ番号も合わせて記載してください。」
社内問い合わせ対応に追われていたHR担当者の方が、マニュアル類をNotebookLMに投入して社内にリンクを共有するだけで、問い合わせ件数が大幅に減ったという話もよく聞きます。AIを使った業務効率化の全体像を体系的に学びたい方は、つむぎやの研修カリキュラムもあわせてご覧ください。
③複数レポートの横断分析
月報・週報・競合レポートが複数ある場合も強みを発揮します。「4月・5月・6月の月次レポートを読み比べて、数値が悪化している指標を優先順位順にリストアップして。根拠の数字も引用してください」という使い方ができます。
さらに2026年3月のアップデートで、複数の長文ドキュメントをポッドキャスト形式の音声に自動変換する「Audio Overview」機能が強化されました。移動中や別の作業をしながらでも資料の内容をインプットできます。私も毎日のように活用しています。
料金と今すぐ始める方法
NotebookLMはGoogleアカウントがあれば今日から無料で使えます。無料版でもノートブック100個・1ノートブックにつき50ソースまで使えるので、試し始めるには十分です。
本格的なビジネス利用なら、月額2,900円のPro版がおすすめです。1ノートブックに300ソースまで入れられるようになり、Audio Overviewの生成枠も大幅に増えます。Google Workspace Business Standard以上をお使いの企業は、追加費用なしでPro相当の機能が使えます。
始め方はシンプルです。①NotebookLMにGoogleアカウントでログインする。②「新しいノートブック」を作成する。③手元の議事録PDFをアップする。④「この会議で決まったことを要約して」と入力する。これだけです。AIツールの中でもかなり入りやすい部類で、「難しそう」と思っていた方ほど、試してみたら「なんだ、こんなに簡単だったのか」と言います。
一点だけ注意してほしいのは、個人のGoogleアカウントで使う場合のプライバシーリスクです。機密性の高い社内資料は、Google Workspaceの企業向けアカウントで使うことをおすすめします。
議事録を読み直す時間、マニュアルを検索する時間、レポートを整理する時間。これらは全部「面倒だけど誰かがやらないといけない作業」です。でも、その時間を使って新しいことを考えたり、お客さんと向き合ったり、自分の得意なことに集中できたら、仕事はもっと面白くなると思いませんか。
NotebookLMが引き受けてくれるのは、まさにその「面倒な作業」の部分です。効率化は手段であって目的ではありません。その先にある「あなたが得意なこと・好きなことで社会に貢献する」というゴールのために、AIをうまく活用してほしいと思っています。
ここで一つ聞かせてください。あなたが「もっと時間を使いたい」と思っている仕事は何ですか?その答えが、AI活用の出発点になります。まずは手元の議事録1枚を、NotebookLMに渡してみてください。
AI導入についてのご相談はつむぎや株式会社までお気軽にどうぞ。