AIで動画量産を仕組み化する方法
AI YouTube Shortsの量産とは、企画・台本・編集・投稿をAIツールで自動化し、最小限の手作業で動画コンテンツを継続的に発信し続ける仕組みのことです。
「毎日投稿なんて無理」「ネタを考えるだけで時間がなくなる」──そんな声を、累計3,400名以上にAI活用を教えてきた中で何度も聞いてきました。でも、AIを使ったワークフローを一度作ってしまえば、1時間に3本のショート動画を作ることも現実的になります。私自身も毎日AIツールを触り続けていますが、動画分野の進化はここ1〜2年で特にめざましい。難しそうに見えるだけで、やってみたら「こんなに簡単だったのか」と必ず感じるはずです。この記事では、AIを使ったYouTube Shorts量産の具体的なワークフローを、すぐに実践できる形でお伝えします。
AIショート量産の全体フロー──3ステップで仕組み化する

AIを使ったショート動画の量産は、「①企画・台本生成」「②動画制作・編集」「③投稿・運用」の3ステップに分けられます。この流れを一度作ってしまえば、あとはAIがほぼ自動で動いてくれます。根性で毎日投稿する時代は終わりました。仕組みで回す時代です。
ステップ①:ChatGPTで台本を1週間分まとめて作る
企画と台本は、ChatGPTへの丸投げが最も効率的です。以下のようなプロンプトを一度入力するだけで、複数本分の台本をまとめて作れます。
「○○テーマについて、以下の構成で60秒以内のYouTube Shorts台本を7本作成してください。①フック(最初の2秒で驚かせる)、②共感(あるあるな悩み)、③解決策(具体的なアクション)、④CTA(チャンネル登録・コメント促し)。口調は親しみやすく、標準語で。」
台本が完成したら「この構成で別テーマを5つ展開して」と追加指示するだけです。「PC選びの基本→マウス選び→モニター選び」のように水平展開してくれるので、ネタ切れが自然と防げます。AIは水平展開が得意で、一度良い構成ができれば1週間分のネタを一気に洗い出せます。さらに口調(キャラ設定)も指示すると、AIっぽい堅さがなくなります。「辛口な専門家として話して」「優しいお姉さんのように絵文字を交えて」など、チャンネルのキャラクターに合わせてカスタマイズできます。台本の手直し時間が激減するのを実感できるはずです。
ステップ②:InVideo AIで顔出しゼロの動画を5〜10分で生成する
台本ができたら、次は映像化です。おすすめはInVideo AIです。テキストプロンプトを入力するだけで、1,600万以上のストックメディアから最適な映像を自動選定し、AIナレーション・字幕・BGMまで自動で組み合わせてくれます。カメラの前に立つ必要も、複雑な編集スキルも一切不要です。
私が実際に試したところ、台本テキストを貼り付けてから完成動画が出るまで5〜10分程度でした。これは正直すごいと感じました。190ヶ国、25,000以上のクリエイターが使っており、CapterraとG2での評価はともに4.8です。料金は無料プランから利用でき、有料プランは月額$25〜(約3,800円〜)です。撮影が必要な場合でも、CapCutの「自動キャプション」機能を使えば字幕入れの作業時間を大幅に削減できます。テレプロンプター機能で台本を見ながら撮影できるので、台本の暗記も不要です。
ステップ③:ハッシュタグ・予約投稿もAIで完結させる
ハッシュタグはChatGPTに「この動画内容に最適なYouTube Shortsのハッシュタグを10個提案して」と聞くだけで出てきます。予約投稿機能を活用して、週1回まとめて作業→毎日自動投稿という流れを作れば、継続投稿のストレスがほぼゼロになります。動画のアナリティクスも定期的にChatGPTに見せて「視聴維持率が低い原因と改善策を教えて」と聞けば、改善サイクルまでAIがサポートしてくれます。
既存の動画・コンテンツをAIでショートに変換するには?

すでにYouTubeに長尺動画がある方や、セミナー・社内研修の録画が眠っている方には、既存コンテンツをAIが自動でショートに変換する方法が最短距離です。長尺動画を一から撮り直す必要は一切ありません。
Klapは、YouTubeのURLを貼り付けるだけでAIが動画内の「バズりやすい瞬間」を自動検出し、縦型ショート動画として切り出してくれるツールです。字幕も自動生成されそのまま投稿できる状態になります。料金は月額$23〜(約3,500円〜)。同様のツールとして、48言語対応・精度98.8%の自動字幕生成が強みのSubmagic(無料〜$41/月)、文脈を読んで意味のある場面を抽出するDumme、SEO強化にも使える2short.ai(無料〜$50/月)も注目です。
先日、あるコンサルティング会社のお客様が「過去2年分のセミナー録画が眠っていた」とおっしゃっていました。Klapを試してみたところ、90分のセミナー1本から10〜15本のショート動画候補が自動で生成されました。「動画は撮ったけど活用できていない」という状態が、一気にコンテンツ資産として機能し始めた事例です。こういう話を聞くたびに、AIを使わないのはもったいないと改めて感じます。
主要AIツールの比較
ツール | 特徴 | 料金目安 |
|---|---|---|
InVideo AI | テキストから動画を丸ごと自動生成(顔出し不要) | 無料〜$25/月 |
Klap | YouTube URLから自動クリッピング・字幕生成 | $23〜/月 |
Submagic | 自動字幕・無音削除(48言語対応、精度98.8%) | 無料〜$41/月 |
CapCut | 動画編集+自動キャプション+テレプロンプター | 無料あり |
さらに先進的な事例もあります。日経リスキリング(2025年9月)に掲載された法人向けAI顧問の森本洋平さんは、ノーコードツールのDifyを活用してキーワードを入力するだけでショート動画が5分で生成できるアプリを自作。8チャンネルを運営し、累計5,000万回再生を達成しています。「ツールを使いこなす」だけでなく、「自分専用の量産アプリをAIで作る」フェーズが、すでに現実になっています。
「量産できた先」に、あなたの本当の価値がある

ここで少し立ち止まって、私が本当に伝えたいことをお話しします。動画量産の自動化は、あくまでも手段です。目的は、その先にあります。
動画の企画・撮影・編集・投稿をAIに任せることで、あなたが本来集中すべきことに時間を向けられるようになります。自分の専門知識を磨くこと、お客様と深く関わること、新しいサービスを生み出すこと。そういった「本来の仕事」に、もっとエネルギーを使えるようになるのです。つむぎやが一貫してお伝えしているのは「面倒な作業を自動化して、好きなことと得意なことで社会に価値を届ける」という考え方です。AIが雑務を引き受けてくれる。その先に、あなた本来の価値があります。
ここで一つ、考えてみてください。動画編集の時間から解放されたとき、あなたは何に時間を使いたいですか?あなたの「得意なこと」「好きなこと」は何ですか? その答えこそが、AIを使う本当の理由です。あなたの会社でも、今日から試してみてください。
今日からできる4つのアクション
- 台本生成:ChatGPTに「○○テーマで60秒Shorts台本を3本作って」と依頼してみる
- 動画生成:InVideo AIの無料プランで実際に1本作ってみる
- 既存動画の活用:Klapで過去の動画からショートを自動生成してみる
- 仕組み化:週1回まとめて作業→毎日予約投稿のサイクルを確立する
AI活用の詳しい事例や他の業務効率化テクニックは、つむぎやブログでも毎週発信しています。あわせてご覧ください。AIを使った動画量産の仕組み構築を社内で進めたい方、社員への展開を検討されている方は、つむぎや株式会社にお気軽にご相談ください。動画活用のAI研修についても、ご要望に合わせたプログラムをご提案しています。