AIコーディングが現場に来た
AIがコードを書いてくれるって、結局プログラマー向けの話ですよね。うちみたいにIT担当もいない会社には関係ないと思うんですけど…
それがな、逆やねん。Codexは日本語で「このCSVを集計してレポート作って」て頼むだけで動くコードが出てくるんやで。IT部門がない会社こそ恩恵デカいんよ。
でも社内のデータを外に出すのはセキュリティが心配で…クラウドに乗せられないんです。
そこも今回Dellと組んで社内サーバーでも動かせるようになったんや。医療や金融で諦めてた会社も使えるで。完璧に環境揃えてからやなくて、今あるもんで始めたらええねん。
毎月のアンケート集計、手作業で何時間もかかってて…あれが楽になるなら助かるんですけど、私にできるか不安で。
やってみたら「なんやこんな簡単やったんか」てなるから。空いた時間は、あんたにしかでけへん仕事に使ったらええねん。一緒に一歩踏み出してみ。
OpenAI Codexが「どこでも・誰でも使える」本番フェーズへ
2026年5月、OpenAIからAI活用の現場を大きく変えるニュースが立て続けに届きました。私が注目したのは、同じ月に重なった3つの動きです。
まず5月14日、「Work with Codex from anywhere」というアップデートが公開されました。OpenAIのAIコーディングエージェント「Codex」が、スマートフォンやタブレットを含むあらゆるデバイスから操作できるようになったのです。これまでのCodexはパソコンのブラウザや開発環境での利用が中心でした。それが今回のアップデートで、移動中でも、カフェからでも、手元のスマートフォン1台でAIにコードを書かせたり、業務ツールを作ってもらったりできる環境が整ったということです。
続いて5月18日には、OpenAIとDell Technologiesが業務提携を発表しました。Codexをオンプレミス(社内サーバー)環境やハイブリッドクラウド環境にも展開できるようにするという内容です。「セキュリティ上の理由でクラウドにデータを出せない」という企業でも、社内でAIコーディングエージェントを活用できる道が開かれました。
そして、グローバルな調査・アドバイザリー企業のガートナーが、OpenAIを「エンタープライズコーディングエージェントのリーダー」として正式に認定しています。ガートナーの認定は業界の信頼性を示す指標として広く知られており、AIがコードを書くことが「企業が実務で使う当たり前のツール」として業界全体に認められた、という意味があります。
3つのニュースが同じ月に重なったのは偶然ではありません。AIによるコーディング支援は今まさに「先進的なエンジニアが試すもの」から「業務インフラ」へとステージが変わっています。この変化、私はかなり大きいと感じています。
「コードが書けない私でも動かせた」──これが今の本音です
このニュースを見て、私はすぐにCodexを試してみました。率直な感想をお伝えすると、「これ、プログラマーじゃない私でも普通に使えるじゃないか」と思いました。正直、かなり興奮しました。
私はコードを書くプロではありません。でも、Codexに日本語で「毎月届くCSVデータを自動集計して、グラフ付きのレポートを生成するツールが欲しい」と入力したら、数分後に動くコードが出てきたのです。「この部分を修正したい」と日本語でフィードバックしても、すぐに対応してくれる。コードの中身を理解していなくても使えてしまう。これは正直すごいと思いました。
「コードが書けないから自動化は無理」という言い訳は、今日から通用しなくなります。これが今の私の正直な感想です。
特に注目したいのが、Dell連携によるオンプレミス対応です。医療・金融・製造・行政などの業種では、「データを社外のクラウドに出せない」というセキュリティポリシーが多くあります。そういった企業が「AIは使いたいけど仕方なく諦めていた」という状況が、大きく変わりつつあります。この点だけを見ても、今後AIを導入する企業の数は一気に増えるのではないかと見ています。
さらに同月、OpenAIのAIモデルが数学の世界で長年未解決だった「離散幾何学の中心的な予想」を反証したというニュースも出ました。業務効率化を超えて、AIは今や人間の知の最前線にまで踏み込もうとしています。「AIはサポート役」という固定観念が、静かに塗り替えられていると感じます。
今日からできる業務自動化──Codexの具体的な使い方
「難しそう」と思うのはよくわかります。でも実際は、思っているよりずっと簡単です。まず私自身の例を紹介します。
コードの中身は正直よくわかっていませんが、動いているので問題ありません(笑)。
他にも、あなたの会社ですぐに試せる使い方をいくつか挙げます。
- 複数のExcelシートに分散しているデータを毎月手作業でまとめているなら、自動集約するマクロを作ってもらう
- 問い合わせフォームの内容を手動で振り分けているなら、自動分類してSlackやメールで通知するスクリプトを作る
- 毎月同じフォーマットで請求書を手作りしているなら、CSVデータから自動生成するツールを作ってもらう
「IT部門がない小さな会社には無理」と感じましたか? そんなことはありません。むしろ、IT部門がないからこそ、AIコーディングエージェントの恩恵を大きく受けられる時代が来ています。「毎月コピペしているExcel作業」「定型メールの送り分け」「複数システムへの二重入力」──そういった作業こそ、Codexに任せるチャンスです。
つむぎやのAI研修カリキュラムでも、こうした実践的な業務自動化をテーマにしたプログラムをご用意しています。ぜひ参考にしてみてください。
一つ、ぜひ考えてみてください。あなたが「これさえなければ、もっと好きな仕事に集中できるのに」と感じている作業は何ですか?
面倒な作業をAIが引き受けてくれることで生まれた時間を、あなたの「得意なこと」「本当にやりたいこと」に使う。つむぎやが目指しているのは、そういう働き方です。自動化は目的ではなく、あくまでも出発点。その先に、あなたにしかできない仕事が待っています。「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIが雑務を引き受けてくれる」。その考え方の転換が、まず一番大事です。
「難しそう」と思っている方、一度試してみてください。「え、こんなに簡単だったの?」と必ず感じるはずです。最初の一歩を一緒に踏み出しましょう。
最新のAI動向を踏まえた導入のご相談はつむぎや株式会社までお気軽にどうぞ。