Gemini、Workspaceの司令塔になる
Google Workspace、Geminiが「司令塔」になる新機能を発表
Workspace Intelligenceとは、AIアシスタントのGeminiがGoogleドキュメントやスプレッドシート、カレンダーなど複数のアプリをまたいで作業を自動で進めてくれる新機能です。Googleが2026年9月11日に公開したGoogle Workspace Weekly Recapで発表されました。
今回のアップデートはまとめて発表されていますが、私が一番「これは来た」と思ったのがこのWorkspace Intelligenceです。他にも同じ週にこんな更新がありました。
- Google Sheetsのグラフで、Google Fontsの全ライブラリからカスタムフォントを選択可能に
- Google Chatに1Passwordの新アプリが登場し、承認フローがチャット内で完結
- Google ChatのGemini Enterpriseに、管理者向けのコンテキストアウェアアクセス制御(CAA)を追加
- Google Chatで送信途中のメッセージを自動保存する「永続下書き」がデバイス間で同期
- そして本命が、Geminiがアプリをまたいでドキュメント作成・予定登録・タスク調整を裏側で自動実行するWorkspace Intelligence
え、結局これって何ができるんですか?機能が多すぎてよく分からないです…
一言でいうと「今どのアプリ開いてても、Geminiが裏で書類作ったり予定入れたりしといてくれる」ってことやで。アプリを行ったり来たりせんでええようになるんや。
それ、めちゃくちゃ地味だけど助かるやつですね…。
せやねん。地味やけど、この「行ったり来たり」が一番時間食っとるんよ。
Workspace Intelligenceで実際何が変わる?
結論から言うと、変わるのは「アプリを切り替える手間」です。今まではドキュメント作成、カレンダー登録、チームへの共有をそれぞれ別のアプリで手作業していましたが、それをGeminiに一言頼むだけでまとめて処理してもらえるようになります。
たとえば、来月の展示会準備を思い浮かべてください。従来なら、議事メモをドキュメントにまとめ、準備ミーティングをカレンダーに登録し、担当者にチャットでタスクを割り振る、という一連の作業でアプリを何度も往復し、30分近くかかっていました。これがWorkspace Intelligenceを使えば、Chatやメールでひと言依頼するだけで、ドキュメントの下書き作成からカレンダー登録、タスクの割り振りまで裏側で自動実行され、体感3分程度まで圧縮できる見込みです。
私自身、普段からブログ記事の構成案をAIに作らせたあと、公開スケジュールを手動でカレンダーに登録する作業をしているのですが、このアプリ間の行き来が地味にストレスなんですよね。それを機械がまとめてやってくれるなら、正直かなり時間が浮きます。まだ自分のアカウントには展開されていないようなので、順次ロールアウトされ次第、真っ先に試してみるつもりです。
便利そうですけど、うちみたいな小さい会社でも使えるんですか?大きい会社向けの機能な気がして…
全然使えるで。むしろ人手が少ない会社ほど効くと思う。一人が何役もこなしとる会社は、アプリ往復の時間がそのまま人件費のロスやからな。
面倒な作業をGeminiに任せた先に、何を置くか
ここで大事なのは、Workspace Intelligenceは「効率化のための機能」ではあっても、それ自体が目的ではないということです。つむぎやが一貫して伝えているのは、面倒な作業を自動化した先に、あなたの本当の価値があるという考え方です。書類作成やスケジュール調整をAIに任せられるなら、空いた時間で何をしますか。お客様との対話に時間を使うのか、提案の質を磨くのか、あるいはまったく別の得意分野を伸ばすのか。一度立ち止まって考えてみてほしいです。
中小企業がこの流れに乗るなら、まずは自社の中で「毎週必ずアプリを行き来している作業」を一つ洗い出すところから始めるのがおすすめです。見積書の作成とフォローアップの日程調整のように、複数アプリをまたぐ定型作業ほど、Workspace Intelligenceのような機能の効果が出やすい領域です。こうした業務フローの整理や社内への定着は、体系立てて学ぶと格段に早く進みます。自社の業務に合わせた進め方を知りたい方は、つむぎやの研修で具体的な型をお伝えしています。
Google Workspaceをすでに使っている会社にとっては、追加の契約なしに使える可能性が高い機能です。導入を検討するなら、次の順番で進めるのがおすすめです。
- 自社のGoogle Workspace管理者に、Gemini EnterpriseとWorkspace Intelligenceの展開状況を確認する
- 「毎週アプリを何度も行き来している作業」を一つだけ洗い出す(議事メモ作成、日程調整、タスク共有など)
- その一つの作業だけをGeminiに任せてみて、時間がどれだけ減ったか実際に計測する
いきなり全業務を任せようとせず、まず一つの作業で効果を体感することが、社内に定着させる一番の近道です。導入の進め方や社内定着まで含めて相談したい方は、つむぎや株式会社にお気軽にご連絡ください。