Difyを無料で使ってノーコードAIアプリを作る方法

ツール紹介

今日は、その“無料で作れる”話を具体的にお伝えします。

現場太郎

社内マニュアルに答えるチャットボットって、外注したら200万円もするんですよね。うちみたいな小さい会社には無理な話ですよね…?

よしなか

それがな、Difyっちゅうノーコードのツール使うたら、無料の範囲でも作れるんやで。ブロック並べていく感覚やから、エンジニアおらんでもいけるんよ。

現場太郎

無料って言っても、すぐ制限がきて結局お金かかるパターンじゃないですか…?

よしなか

クラウドのお試し版は200回までやけど、自分のAPIキー登録したらそのカウント減らへんねん。完全無料で持ちたいなら、月千円ちょいのサーバーでセルフホストする手もあるで。

現場太郎

でも、就業規則とか社外秘の資料を読み込ませるのは、ちょっと不安で手が出せなくて…。

よしなか

えらい!そこ気にできるんは大事やで。機密が心配なら、データが外に出えへんセルフホスト版を選んだらええ。まずは無料で触ってみたら「なんやこんな簡単やったんか」ってなるから、できることから始めてみ。

Difyとは?ノーコードでAIアプリが作れる理由

Dify(ディファイ)とは、プログラミングなしでChatGPTのようなAIアプリやチャットボットを作れるオープンソースのツールです。画面上でブロックを組み合わせる感覚で、自社の資料を読み込ませたAIを数十分で公開できます。GitHubのスター数は13万5千を超え、世界中の企業や個人が使っています。

難しい言葉でいうと「LLMアプリ開発プラットフォーム」ですが、要は“AIアプリのレゴブロック”のようなもの。エンジニアでなくても、必要な部品を並べていけば動くものができあがります。

Difyでできること

  • 社内マニュアルやFAQに答えるチャットボット
  • 長い文書やPDFの要約・検索
  • 議事録やメール下書きの自動生成
  • 複数の処理をつないだワークフローの自動化

この記事のポイントをスライドでも解説しています

別ウィンドウで開く

Difyは本当に無料で使える?料金プランを整理

結論から言うと、Difyには「無料で始める」選択肢が2つあります。Difyが用意したサーバーを使うクラウド版の無料プランと、自社のサーバーで動かすセルフホスト版です。まず全体像を表で整理します。

プラン

料金

向いている人

クラウド Sandbox

無料(メッセージ200回まで※)

まず試したい個人・小規模チーム

クラウド Professional

月額 約59ドル

本格運用するチーム

クラウド Team

月額 約159ドル

複数人で多用するチーム

セルフホスト Community

無料(オープンソース)

サーバーを用意できる会社

※クラウドSandboxの「メッセージ200回」は全期間の上限ですが、自分のOpenAIやClaudeのAPIキーを登録すれば、このカウントを消費しません。つまりAPIキーさえ持っていれば、無料プランのままでも実質的に使い続けられます(AIの利用料は使った分だけAPI提供元に支払う形になります)。

「サーバーは自分たちで用意できる」という会社なら、セルフホストのCommunity版が完全無料です。Dify本体はオープンソースなので、月1,000〜3,000円ほどのVPS(レンタルサーバー)を借りれば、自社専用のAI基盤を持てます。社外にデータを出したくない会社にも向いています。最新の料金はDify公式の料金ページで確認できます。

私はこう思います。中小企業がAIを始めるなら、「まず無料で触ってみて、効果が見えてから有料に上げる」のが一番いい入り方です。いきなり月数万円を払う必要はありません。

無料で使うときに気をつけること

無料はありがたい一方で、知っておきたい点もあります。クラウドのSandboxは、自分のAPIキーを登録しない場合はメッセージ200回で打ち止めになります。セルフホストのCommunity版は無料ですが、サーバーの用意やアップデートを自社で行う必要があり、ある程度ITに明るい人がいると安心です。そして、どちらの場合も機密情報を扱うときは、データがどこに保存・送信されるかを必ず確認しましょう。社外秘の資料を読み込ませたいなら、データが外に出ないセルフホスト版が向いています。「無料だから」と飛びつく前に、自社の使い方に合うかを一度立ち止まって考えるのがおすすめです。

社内FAQチャットボットを無料の範囲で作る手順

では実際に、無料のクラウドSandboxを使って、社内マニュアルに答えるFAQボットを作る流れを見てみましょう。慣れれば10分ほどです。

ステップ1:アカウントを作ってアプリを新規作成

Difyのサイトでアカウントを作り、「最初から作成」からチャットボット型のアプリを選びます。ここはボタンを押していくだけです。

ステップ2:社内資料(PDF・Word)をアップロード

「ナレッジ」機能に、就業規則やマニュアル、よくある質問集などをアップロードします。AIがその中身を読み込み、その資料に基づいて答えるようになります。

ステップ3:プロンプトとナレッジを設定

「あなたは当社の総務担当として、アップロードされた資料だけを根拠に、わかりやすく答えてください」といった指示(プロンプト)を書き、先ほどのナレッジを紐づけます。資料にない質問には「わかりません」と答えるよう指示しておくと、AIの“作り話”を防げます。

ステップ4:テストして社内に公開

右側のプレビューで実際に質問してみて、答えが正しければ公開ボタンを押すだけ。URLを社内に共有すれば、新人さんがいつでも質問できるFAQボットの完成です。

費用を抑えながら「AIを使える社員」を増やすには

ツールが無料でも、使いこなせなければ意味がありません。私がいつもお伝えしているのは、「面倒な繰り返し作業をAIに任せて、人は本来やるべき仕事に集中する」という考え方です。FAQ対応のような雑務をDifyに任せられれば、その分の時間を、お客様と向き合う仕事や新しい挑戦に使えます。

「自社の業務に合わせて、無料の範囲でどこまでできるか一緒に考えてほしい」という方には、研修で実際の業務データを使ったハンズオン支援もしています。Difyの導入を社内で進めたい方は、つむぎや株式会社にお気軽にご相談ください。まずは無料で、できることから始めてみましょう。

無料相談