動画編集の9割はAIに任せていい
「YouTube、やってみたいけど動画編集が大変すぎて……」
最近よく耳にする言葉です。その気持ち、よくわかります。私自身も以前は1本の動画を仕上げるのに3〜4時間かかっていました。でも今は違います。AIツールのおかげで、その作業のほとんどを自動化できています。
2025年から2026年にかけて、AI動画編集の世界は急速に進化しました。字幕の自動生成、無音カット、ハイライト自動抽出、顔出しなしの音声ナレーション生成、テキストを入れるだけで動画が完成する「テキスト→動画」機能まで。これらが全部AIでできるようになっています。今回は「YouTube配信を始めたい」「動画制作の時間を大幅に減らしたい」という方向けに、今すぐ使えるAIツールとYouTube側の最新機能をお伝えします。
動画編集って、字幕入れたりカットしたりで何時間もかかりますよね。うちみたいな小さい会社がYouTubeなんて、とても無理ですよね…?
それがな、もう無理やない時代やねん。Vrewっていう無料ツール使うたら、しゃべった声を勝手に文字に起こしてくれて、その文字を消すだけで動画もカットされるんやで。テロップ入れが5分で終わるんよ。
えっ、文字を消すだけでカットできるんですか。でも顔出しとか声出しって、ちょっと恥ずかしくて…。
そこも大丈夫やで。Vrewには500種類以上のAIボイスがあるから、顔も声も出さんでもいけるんよ。完璧に準備してからやなくて、今ある動画を1本だけ試してみ。それでええねん。
なるほど…。長い動画からショート動画を作るのも、やっぱり大変なんですよね?
CapCutやったら長尺から自動でShortsを切り出してくれるし、YouTube自体もライブ配信から見どころをAIが勝手に抜き出してくれるようになったんや。空いた時間で企画とか、自分にしかできんことに集中したらええ。やってみたら「なんやこんな簡単やったんか」ってなるで。
YouTubeのAI機能が、2025年秋に激変した
2025年9月、ニューヨークで開催された「Made on YouTube」イベントで、YouTubeは過去最大規模のAIアップデートを発表しました。いくつかある新機能の中でも、私が「これは中小企業に刺さる」と強く感じたのが、ライブ配信からのAIハイライト自動生成です。
この機能は何かというと、2時間のウェビナーや社内セミナーのライブ配信から、AIが「視聴者が最も反応したシーン」や「重要な場面」を自動で抽出し、そのままYouTube Shortsとして公開・シェアできるというものです。動画編集のプロが何時間もかけてやっていた切り抜き作業を、AIがワンクリックで仕上げてくれます。
YouTubeによれば、2025年第2四半期だけで、1日あたりログインユーザーの30%以上がライブコンテンツを視聴しているそうです。その膨大なライブ配信から価値ある部分だけを自動で取り出せる——これは、配信後のコンテンツ活用を根本から変える機能だと思います。
このAIハイライト機能を使えば、2時間の配信から重要箇所だけを数分のShortsとして自動生成し、チームにシェアできます。動画編集の専門知識がなくてもAIが最適なシーンを判断して仕上げてくれるので、リソースが限られた中小企業にこそ有効な機能だと感じます。
今すぐ使えるAI動画編集ツール3選
では実際の編集作業には、どんなツールを使えばいいのか。私が特におすすめする3つを紹介します。それぞれ用途が異なるので、あなたの目的に合わせて選んでみてください。
Vrew(無料)— まずここから始めてください
私が真っ先に試してほしいのが、Vrewです。音声を自動でテキストに変換し、テキストを編集するだけで動画が完成する——言葉にすると地味に聞こえますが、これが実はすごく革命的なんです。
「えーと」「あのー」などのフィラーワードをテキスト上で削除するだけで、動画からその部分が自動でカットされます。字幕も同時に生成されます。これまで1時間かかっていたテロップ入れが、5〜10分で終わる。正直、最初に使ったときは「え、これだけ?」と拍子抜けするほど簡単でした。
さらに500種類以上のAIボイスが使えるので、声出し・顔出しなしでYouTubeを始めることもできます。無料プランでも商用利用可能な画像・動画素材・BGMが使い放題です。「ポッドキャストの放送を編集した動画を200本も作った」「文書編集さえできれば動画編集もすぐできる」という実際のユーザーの声もあります。初めての動画編集ツールとして、これ以上わかりやすいものはないと思います。
CapCut(基本無料)— ショート動画の量産に最適
TikTokやYouTube Shortsを積極的に活用したい方には、CapCutが強力な味方になります。1本の長い動画を複数のショート動画に自動で切り出せるほか、多言語での自動字幕生成にも対応しています。基本機能は無料で、月額1,350円のPro版に上げるとさらに高度なAI機能が使えます。
私ならこう使います。「毎週1本の長尺動画から、自動でShortsを5本生成する」という運用を組めば、投稿するコンテンツの量が一気に増えます。SNSで露出を増やしたいのに手間をかけたくない、という方にとって理想的なツールです。
PowerDirector(無料〜)— 本格的な品質を求めるなら
より高品質な動画を作りたい方には、BCNアワード最優秀賞を連続受賞しているPowerDirectorがおすすめです。AI背景除去・自動文字起こし・カラーグレーディング・モーショントラッキングなど、プロ仕様の編集機能がすべてAIで自動化されています。初心者にもわかりやすいUI設計に加え、日本語での充実したサポートとYouTubeでの使い方講座も揃っているので、初めての方でも安心です。企業の研修動画や製品紹介動画など、クオリティにこだわりたい場面で特に力を発揮します。
動画編集から解放された先に、本当の価値がある
ここで少し立ち止まって、考えてみてほしいことがあります。
あなたの得意なことは何でしょうか?
動画編集に毎週5時間かけているなら、AIで1時間に短縮して、残りの4時間を何に使いますか?企画を磨きますか?お客様と話しますか?新しいサービスを考えますか?それとも、もっと好きなことに集中しますか?
「効率化は手段であって目的じゃない」ということです。面倒な作業をAIに任せる先にあるのは、あなたが本当に価値を発揮できる領域への集中です。
動画で言えば、企画の独自性、話し方の熱量、視聴者への語りかけ方——これはAIには作れません。それはあなたにしかできないことです。AIが字幕を作り、カットを整え、BGMを選んでくれるからこそ、あなたは「何を伝えるか」だけに集中できる。これがAIを使う本当の理由だと、私は思っています。
「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIが雑務を引き受けてくれる」。その先に、好きなことや得意なことで社会に貢献できる時代があります。つむぎやが目指しているのは、そういう社会です。一人でも多くの方に「AIを使ったら世界が変わった」と感じてほしい。だから私は毎日、こうして発信を続けています。
AI動画編集をもっと深く学びたい方は、ぜひつむぎやのカリキュラムもご覧ください。実践的なAI活用を一緒に学べます。
今回の要点をまとめます。YouTubeは2025年秋からAIハイライト自動生成機能を実装し、ライブ配信の価値が大きく上がりました。日常の動画編集では、まずVrewで字幕とカット編集を自動化し、SNS運用にはCapCutでショート動画を量産。本格的な品質を求めるならPowerDirectorが頼りになります。難しそうに見えるだけです。やってみたら「なんだ、こんなに簡単だったのか」と必ず思います。まずはVrewをダウンロードして、手元の動画を1本だけ試してみてください。最初の一歩が、すべての始まりです。
AI導入についてのご相談はつむぎや株式会社までお気軽にどうぞ。