AI-OCRで経理の残業を月40時間減らす

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AI-OCRって何?従来のOCRと何が違うの?

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AI-OCRとは、AI技術を使って紙やPDFの請求書・帳票を読み取り、日付や金額、取引先名などを自動でデータ化する技術です。

従来のOCRは、決まったレイアウトの帳票しか正確に読めませんでした。取引先ごとに書式がバラバラな請求書だと、途端に精度が落ちてしまうんです。ところがAI-OCRは、文字の配置や項目の意味そのものをAIが学習するので、様式が違う請求書でも高精度に読み取れます。手書き文字への対応力も年々上がっていて、くせ字やかすれた印字でも文脈から推測してくれるようになりました。

私自身、毎日のようにいろんなAIツールを触っていますが、正直「OCR」と聞くと数年前のイメージで止まっている経営者の方がまだまだ多いと感じます。今のAI-OCRは、そのレベルではありません。

現場太郎

うちの会社、取引先によって請求書のフォーマットがバラバラなんですけど、それでも自動化できるんですか?

よしなか

それがな、まさにそこがAI-OCRの得意分野やねん。フォーマットがバラバラやからこそAIが活きるんよ。

現場太郎

てっきり定型の請求書じゃないと無理だと思ってました…。

よしなか

昔のOCRやったらそうやったけど、今は真逆。むしろ「うちは色んな取引先があるから」で諦めるんが一番もったいないわ。

中小企業がAI-OCRを導入すると、いくらかかる?

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費用はツールのタイプによって大きく変わります。千葉のAI導入支援会社である株式会社MRIが2026年6月時点でまとめた相場では、SaaS型が初期0〜30万円・月額3万〜20万円、クラウドAPI型が開発費20万〜100万円・従量課金1〜5円/ページ、オーダーメイド開発型が初期100万〜500万円・月額10万〜30万円という3タイプに分かれています(出典:株式会社MRI「AI-OCRで請求書・納品書処理を自動化する方法」)。

タイプ

初期費用

月額費用

SaaS型

0〜30万円

3万〜20万円

クラウドAPI型

20万〜100万円

1〜5円/ページ

オーダーメイド型

100万〜500万円

10万〜30万円

同社自身のAI-OCR+帳票自動化システムは、初期費用0円・月額9.8万円〜(税抜)で提供されており、月40時間かかっていた請求書入力が月3時間程度まで減った事例も紹介されています。経理業務に特化したクラウド会計ソフト「KEEPER Club」も選択肢の一つです。請求書・領収書・通帳をAI-OCRで読み取り、そのまま仕訳データまで自動作成してくれる上、通帳24行がわずか10円で仕訳化できる料金設計で、30日間の無料トライアルも用意されています。

費用面で見逃せないのが「デジタル化・AI導入補助金」です。最大450万円、補助率1/2〜2/3で活用できるケースがありますが、交付決定前に発注してしまうと対象外になるので、必ず先に申請の流れを確認してください。

導入事例と、明日からできる始め方3ステップ

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実際にAI-OCRを導入した中小企業では、月30〜40時間規模の工数削減が珍しくありません。バックオフィスのデジタル化戦略を手がけるStrategy Design社が2026年5月にまとめた事例集では、経理1名体制の製造業(従業員30名)で月35〜40時間かかっていた請求書入力が大幅に圧縮され、浮いた時間を支払いサイクルの管理や取引先交渉に回せるようになったと報告されています。総務が経理を兼務する小売・卸売業(従業員15名)でも、クラウド会計と連携させたことで転記作業がほぼゼロになり、月末の残業が常態化していた状態から抜け出せたそうです。

始め方はシンプルです。

  1. 自社の月間請求書・帳票の枚数とフォーマットの種類を洗い出す
  2. 主要な取引先の請求書サンプルで無料トライアルを行い、読み取り精度を検証する
  3. 読み取ったデータを会計システムに自動連携するところまで設計する(RPAと組み合わせる場合はUiPathやABBYYなどの構成が一般的です)

読み取りだけで終わらせず、会計システムへの入力までを一本化して初めて、本来の効果が出ます。

現場太郎

結局、何から始めればいいのか分からなくて…。いきなり本格導入するのは怖いです。

よしなか

いきなり全部やらんでええよ。まずは今月の請求書、何枚あるか数えるところからでOKや。

現場太郎

え、それだけでいいんですか?

よしなか

それだけでええねん。枚数と種類が分かったら、あとはトライアルで試すだけ。やってみたら「思てたより全然カンタン」って絶対なるから。

私はいつも思うんです。請求書の入力作業そのものに、あなたの本当の価値はありません。数字を打ち込む時間が減った先に、取引先との関係づくりや、資金繰りの戦略を練る時間が生まれる。面倒な作業をAIに任せて、好きなこと・得意なことに時間を使う。そういう働き方を、一人でも多くの中小企業に広げたいと思っています。あなたの会社にとって、本当に得意なこと、力を注ぐべきことは何でしょうか。

まとめ

AI-OCRはもう大企業だけの技術ではありません。月額数万円から始められるSaaS型もあれば、初期費用0円で導入できるサービスもあります。まずは自社の請求書の枚数とフォーマットを数えるところから、今日にでも始めてみてください。経理の自動化についてはつむぎやのブログでも他の事例を紹介しています。社内でAI-OCRやRPAの導入を進めたい方、使いこなせる人材を育てたい方は研修もご用意していますので、つむぎや株式会社までお気軽にご相談ください。

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